いよいよスイングを形作る最後の動作。
【フォローからフィニッシュ】
となりました。
この最後のパーツであるフォローとフィニッシュ。
実は今までの動作と意味合いが違います。
今まではスイングの各パーツの動作と感覚を、
自分で掴んで身に付ける為の理屈や方法です。
ですがこの【フォローとフィニッシュ】については、
動作を身に付けるというよりも、
”自然と正しい形になるかどうか”
がポイントになります。
つまり、ステップ6までの動作が身に付いて、
全てが正確に再現された結果、
”正しいフォローとフィニッシュの形になる”
と言う事です。
正しいフォローとフィニッシュの形と言うのは、
インパクトした後から右肩に押される形で頭が上がり、
手元が腰の高さで両腕が遠心力に引っ張られて、
伸びた状態から左股関節に重心が全て移動する。
そしてそのまま惰性で体が回転してフィニッシュになる。
これが正しいフォローとフィニッシュの形になります。
要は、今までのステップが再現出来ていれば、
フォローとフィニッシュは正しい形になる。
逆に今までのステップに問題があったら、
フォローとフィニッシュは正しい形にならない。
と言う事です。
一種のスイングバロメーター的な意味合いがあります。
ですのでフォローとフィニッシュの形にこだわるのは、
つまりは、それまでの動作の正しさを計る事と言えます。
今でのステップが正確に再現出来た ⇒ 正しいフォローとフィニッシュ
今までのステップのどこかでズレがあった ⇒ フォローとフィニッシュが崩れる
その判断基準と言う訳です。
特に綺麗にフィニッシュを決める為には、
バランスの良いスイングが必要不可欠です。
練習場では何度でもやり直しが効きますが、
コースでは全てが一発勝負のスイングです。
練習場では綺麗なフィニッシュなのに、
コースに出ると途端に崩してしまうのは、
ステップ6までのどこかにズレがあるから。
つまりコースでも練習場のように打つには、
そのズレがどこだったのかを見つければ、
理論上は同じように打てると言う事になります。
コースで結果を出すにはこの考えは大切です。
練習場で打てるようになったあかつきには、
ラウンドで、練習場とコースのズレを無くす。
と言う事を意識して欲しいと思います。
ではここで簡単に正しいフォローとフィニッシュを感覚。
それを掴めるドリルをご紹介します。
ドライバーマスターステップでもお伝えしました、
重いトレーニングボールを使ったスイングドリルです。
腕の力では支えられないですから、
必然的に両腕が伸びて惰性でフィニッシュが取れます。
そして、重いので思いっきりは無理なので、
自然と身体を使う感覚も同時に養えます。
■参考動画
メディシンボールトレーニング
※注意※
重いトレーニングボールを使うので、
肘が曲がったりしても構いません。
無理をすると関節を痛めてしまうので、
身体の感覚を重視して下さい。
ではいよいよスイング作りの最終段階、
これで今までのパーツの動作と感覚を繋げます。
では引き続きどうぞ。