ではスイング作りの最終段階。
【超スローモーションドリル】
既にお馴染みかとは思いますが、
自宅にいながらこれ以上のドリルを私は知りません。
自宅練習虎の巻でやった超スロードリル。
これこそが今までの全てのステップを、
”一つに繋げる(ワンピース)スイング”
その最終ドリルになります。
STEP:1【アドレス】
STEP:2【グリップ】
STEP:3【テークバック(バックスイング)】
STEP:4【トップオブスイング】
STEP:5【切り返し】
STEP:6【ダウンスイング~インパクト】
STEP:7【フォロー~フィニッシュ】
この7つのステップで各パーツの動作と感覚。
これを地道に掴みながら身に付けて頂きました。
私はずっとドリル練習に疑問を持っていました。
『独立した動作のドリルをやっても、
スイングは一連の繋がった動きなんだから、
最終的に繋げられなければ意味が無いのでは?』
そう思っていました。
それの疑問を完全に解消する方法こそが、
”超スロードリル”と言う事です。
虎の巻でもお伝えしました通り、
ゴルフスイングは瞬き程の一瞬です。
その一瞬で全ての動作を意識しながらスイングするのは、
”不可能”と言えます。
だからいくら独立した動作を掴むドリルをやっても、
それが繋げられなければ結局は再現出来ないのです。
一瞬のスイング動作の中で、そのドリルをどれだけ思い出しながら、
どれだけ意識しながらスイング出来るでしょうか。
私は無理です。
けれど、それを一つ一つ実践して掴んだ感覚や動作を、
意識しながらでも可能な超スローでスイングしたら?
不可能が可能になると思いませんか?
1、アドレスの感覚や形を思い出してセットする。
2、グリップを引っかけ、力感を意識してセットする。
3、始動からバックスイングをゆっくりと感覚を意識しながら動く。
4、トップでの感覚や肩の位置などを確認する。
5、切り返しをゆっくりと左膝や股関節を使う感覚を意識して動く。
6、ダウンスイングの形が正しくなる感覚を意識して動く。
7、フォローで正しい形を確認しながらフィニッシュの形を作る。
最初はいきなり全部を意識しながらと言うのは大変です。
だから各ステップの動作や感覚を掴んだら、
それぞれが無意識レベルで正確に再現出来るまで反復し、
ステップ順にここまで辿り着けば後はゆっくりと、
確認しながら一連の動きを再現して下さい。
まずは一つ一つを無意識レベル(箸を持つのと同じ)にする。
段々とステップを進み、最後に超スローで再現しながらスイングする。
ここまで来たら、最後の超スロードリルも無意識レベルにまで昇華する。
これを毎日でもやれる範囲で繰り返す訳です。
そうすれば理論上スイングは身に付きます。
なんたって正しい理屈も感覚も動作も既に実践しています。
後はどれだけ超スロードリルの動きを、
実際のボールを目の前に再現出来るか?
これにも順序と方法があります。
これが出来た時、練習場で信じられないほど、
スムーズにグッドショットを連発します。
わくわくしませんか?
もう少しです。
後2つのステップ:実践スイング作りとスイング作り完結編。
最後のステップが終わった時、
”自分だけのスイングの核”
これを手にする事になります。
この時点で80台を出せるスイングの土台は完成します。
後はラウンドで再現する方法を知り、
コースマネジメント(戦略と状況に応じたスイング)、
これを駆使すれば80台の達成です。
”練習場上級者”と言われるように、
コースだと打てない明確な理由があります。
それが分からないと中々スコアには結びつきません。
100を切り、80台を達成する為の大切なステップです。
まずはここまでのスイング作りに集中しましょう!
ではスイング作りの最終段階。
【超スロードリル】で一つに繋げましょう。
■参考動画
【全てを今繋げる】超スロードリル
※補足
ヘッドアップ防止方法
ヘッドアップがダメな理由は色々ありますが、
一番はスイング軸が左右と上下に動く事です。
スイング軸がヘッドアップによってズレてしまい、
ミート率が極端に下がるから悪い動きとされています。
けどこれも超スロードリルなら簡単にクセが付きます。
方法は簡単。
超スロードリルの練習では常に仮想ボール位置に、
何かしらの目印をセットする。
そして超スロードリル中はその目印から決して目を離さない事。
(参考までに私はゴムティを買って実際にボールを置いてました)
それだけでOKです。
とにかく目印に向ってスイングする。
私もヘッドアップには悩んでいたのですが、
この練習を始めてから不思議とクセが付いて、
自然とヘッドアップは気にしなくなりました。
顔を上げない意識だけでは治せません。
本能ですからね。
そうでは無くて見るクセを付ける事。
これがヘッドアップを防ぐ最善策です。
それではステップ9:実践練習で、
引き続きお待ちしております。