では、前回からの続きです。
前回までで、
『グリーンの形状を考える』
そうすると、『手前から攻める方が易しい』
なぜなら、『必然的に上りのラインのパットとなるから』
と言う事でしたね。
『グリーンの手前から攻めるのは分かった。』
では、そこから更に手前の戦略に移りましょう^^
・手前に確実に運ぶコース戦略
無理にグリーンオンさせた方が、
グリーンの形状から考えて、
必ずしも得策では無いと言いましたね。
そうなると、グリーン手前が一番だと。
であればどこに打つのか?
と言う事です。
簡単に言えば、グリーン手前の花道です。
ここからアプローチでも転がしても、
ピン手前まで寄せる方が簡単です。
『グリーンは大体30ヤード』
ですから、アプローチで30ヤード以内を、
しっかりと打てれば、グリーンに乗ります。
そこからは練習の必要はありますが、
ワンピン以内に寄せるように練習すれば、
圧倒的な武器になります^^
だからアプローチは重要だと言う事です。
それはまぁ、また後で詳しく説明します。
とにかく、30ヤード以内を確実に打てれば、
グリーン周りから無駄な1打は減りますよね。
そうなるとアプローチ練習は必須と言う事です。
ここで少し考えて欲しいのですが、
『アプローチさえ、きちんと打てる』のであれば、
そこで無駄な1打を打たなくて済みます。
それだけでスコアは縮みますよね?
何も考えずに打った結果が、
アプローチの距離が残ったのと、
計算した上で意図的に残した。
これは状況が同じかも知れませんが、
至るまでの過程が全然違います。
『わざとアプローチの為に計算した』
のであれば、既にイメージ通りです。
あなたの思い通りのゴルフな訳です。
結果的にアプローチになった。
のか、
意図的にアプローチを選んだ。
これは明らかに成功の確率が違います。
精神的な側面が強いですが、これは間違いありません。
ですので、アプローチを必然的に残すと、
そこから寄る確率も上がると言う事です。
そして、グリーンに届かなくても、
手前から意図的に攻める戦略のメリットは、
実はこれだけではありません。
セカンドショット・サードショット、
引いてはドライバーにまでメリットがあるのです。
それこそが、このコース戦略の最大のメリットです。
『どれだけ無駄な1打を減らすのか?』
その為には『成功率の高い事を選択する』
とお伝えしましたよね?
アプローチを意図的に残すと言うのは、
『グリーンを狙ってセカンド(サード)を打つ必要が無い』
と言う事に繋がります。
大体のミスの多くは、
『ティーショット以外、常にグリーンを狙う』
もしくは、『少しでもグリーン近くに運びたい』
そう思うからこそ逆にミスを誘発します。
『ナイスショットを狙う。』
ミスの大半はこのせいです。
余計な力が入るのも、緊張するのも、
全ては『理想のショットを想定』するから起きます。
私なんて、そんなショットは
1ラウンド1回あるか無いかです^^;
そんな60分の1のショット狙っても、
ミスの方が遥かに多い訳ですね。
それなら最初から『外せば良い』のです。
『グリーンに乗らなくても良い』
『確実にグリーン方向に進めば良い』
『ミスショットでも100ヤード飛べば良い』
と言う事です^^
残りが150ヤードであろうと、
200ヤードであろうと変わりません。
『1打で無理に乗らなくて良い』なら、
『2打で乗せれば良い』訳です。
2打で考えるなら、200も150も変わりません。
100ヤード飛ばせれば良い訳ですから。
もしそれで、2打で乗らなくてもOKです。
2打でグリーン手前まで打てれば良いんです。
なぜか?
仮に2パットしたとして、2打ではなく3打で、
グリーンに乗せられたとします。
これで5打になりますよね。
3打かかったと言う事は、ドライバーで少しだけ、
ミスをしてしまったのかも知れません。
それを足しても6打で上がれています。
『ドライバーがミスしても6打で上がれる』
これって決して悪い結果ではありません。
過去のラウンドを思い出して欲しいのですが、
『ドライバーをミスして残りが200ヤード以上』
この時のスコアはいくつですか?
きっと、ミスを挽回しようとして、
結果的に6打以上叩いていませんか?
これがスコアをまとめる人と、
大叩きしてしまう人の違いです。
上手い人(上級者)は確実に、
『結果的に大怪我しないスコア』で終えます。
それは、ミスしても焦らず無理せず、
『そこから最小のスコアで上がるベストな選択』
これが出来るからこそです。
200ヤード以上あるなら、
1打挽回のスーパーショットでは無く、
あくまで確実に、そこから3打、4打で上がれる方法です。
そう考えると、セカンドやサードショットは、
『無理にグリーンを狙う必要は無い』
そう考える事が出来ますよね^^
セカンド(サード)ショットの役割りとは、
つまり、『確実にグリーン方向に運ぶ事』
これに尽きる訳です。
参考までにこちらの記事
で詳しく書いています^^
つまり、セカンドから2打でグリーンに乗せる事。
これが最優先で考えるべきなんです。
では、『確実にグリーン近くまで運ぶ』として、
どのクラブで打つのが良いのか?
についてです。
これは、あなたの飛距離に関係しますので、
一概には言えませんが、
考え方をお伝えします。
まず、パー4を前提にして考えると、
グリーン手前30ヤード以内まで確実に運ぶ。
残り距離にもよりますが、150から200とします。
150ヤードなら確実に120~130は欲しい所です。
200残ったら、それは既にドライバーのミスなので、
切り替えて3打で確実な方法にシフトします。
であれば、8番アイアンか9番、もしくはピッチングですね。
8番アイアン以下は、難しいクラブではありません。
つまり、『割りとすぐにまともに打てる』クラブです。
もしくは、スリークォーターショットで抑えて打つ方法。
どちらでも構いませんが、
『一番成功率の高い確実な選択』
これだけは徹底して基準にして下さい。
それも厳しいと言うのであれば、
しっかりと打てるようにスイングを、
基礎から身に付けるべきですが、
今は置いておきます^^;
グリーン方向へしっかりと確実に打てる。
アプローチでは30ヤード以内はミスしない。
易しいクラブさえ打てれば可能なレベル。
これだけで3オン2パットなんです。
ドライバーは200前後で十分です。
なぜなら、レギュラーティからの距離は、
せいぜい『350~380ヤード』ですから^^
200を引けば、150~180ヤードです。
ドライバーで飛ばさなくても、
十分易しいクラブで3打でグリーンに乗せられます。
そこから2パットで”ボギー”なんです。
もしこれでゴルフが出来たら、
100どころか90ですから^^;
それでも100が切れないのであれば、
パットを見直して下さい。
3パットが多いはずです。
私のパット数の基準値は【36】前後です。
プラスマイナス2打以内ならOKと考えます。
40もパット数があっては100は切れませんので、
パターをしっかりと練習する事をお勧めします^^
そうなるとドライバーはどうしたらいいか?
ですが、先ほども言ったように、
『200ヤード前後』も飛べば十分です。
今のドライバーは当たりさえすれば、
『簡単に200ヤードは飛びます』からね^^
どうしても飛距離に悩んでいるのであれば、
『道具に頼ってしまいましょう^^』です。
無理にスイングで飛距離を伸ばす事が、
必ずしも良いとは思いませんし正しく無いです^^;
『ドライバーは200で良いんです。』
それなら結構できそうな気がしませんか?
まとめ
では一旦ここで総括しますね^^
長くなっているので大変ですが、
しっかりと理解すれば必ず結果は出ます。
それを信じて下さいね^^
1、グリーンは受けが多く30ヤードの大きさ
2、アプローチで30ヤード以内を確実にする
3、上りのラインが残るのでパット数が減る
4、セカンド(サード)はグリーンを狙う必要は無い
5、むしろ乗せた方が難しい場合も多い
6、なので、セカンド・サードショットは狙わないでOK
7、確実に120~130を運ぶ事を考える
8、それは比較的易しいクラブ(ショートアイアン・ウェッジ)で十分
9、2打で成功率の高いクラブでグリーンに乗せる事
10、ドライバーは200ヤードで十分過ぎる
11、そこから2打でグリーンに乗せるのは難しくない
12、出来ないのであれば、易しいクラブを打てるスイングを身に付ける
ざっと言うとこの考え方で十分です^^
流石にブログ記事だけになると、
情報量を全て記載するのが難しいのと、
『果たして正しく伝わるのか??』
と自分ではなはだ疑問に思っています^^;
なので、『スコアアップマネジメント』
これをまとめたレポートを作成しました^^
最後に場所をお伝えしますので、
どうぞ後でゆっくりと参考にしてみて下さい。
有意義な内容になっていますので、
スコアアップを本気で考えているのであれば、
確実に受け取って下さいね^^
続いて、スコアアップマネジメント【コース戦略編】
そのエクササイズを実際にやってみましょう。