目次
無料メール講座:15のエラー動作チェックツール
アイアンとドライバーの軌道(動き)の違いの正体
たま吉です^^
アイアンとドライバーのスイングの違い。
その根本的な部分を理解すれば、
”アイアンもドライバーもスイングは同じ”
”アイアンと同じようにドライバーが振れない”
もしくは、
”アイアンのスイングはイメージ出来る”
”けどドライバーはどうにもしっくりこない”
と言う部分がはっきりします^^
そうなればドライバーだけが、
どうもイメージが掴めないと言う事はありません。
『それぞれのクラブでの動きの違い』
『アイアンもドライバーもスイングは同じ』
一体どう言う事なのか?
ここではっきりさせましょう^^
アイアンとドライバーの根本的な違いとは?
まずは以下の画像を見比べてみて下さい。
明らかにスイングの軌道が違いますよね?
左は横軌道が強く、右は縦軌道が強い。
そもそもゴルフスイングと言うのは、
地面にあるボールを長さの違う道具で、
同じように打たなければなりません。
真正面でもなければ、真下でもありませんよね。
野球はボールが地面から離れているので、
スイングも当然横になります。
ゴルフは地面に置いたボールを打ちますが、
クラブの長さがあるので真下にはなりません。
もし子供用クラブで打つのなら、
それは短いから真下と言う事になりますけどね(笑)
つまり何が言いたいのかと言うと、
”ゴルフスイングは斜めの動作”
だと言う事です。
まずは、
”ゴルフスイングは斜めの動き”
これを認識しておいて下さい^^
ではもう一度、”斜めの動き”を念頭に置いて、
改めてアイアンとドライバーの違いを見て下さい。
ここで何か気付かれたのなら、
相当なセンスを持っています。
私はこの、
『スイングは同じだけど何か違う』
その”違和感”にかなり苦しめられました。
この違和感の正体を知り、必要な動作を意識したら、
アイアンもドライバーも全ては同じスイングなんだ。
と言う事を実感出来ました。
それから随分スイングがシンプルになり、
打つだけなら簡単に打てるようになったのですね。
ではその違いと言うか、
”違和感の正体”
とは何か?
その答えが、
”ゴルフスイングは斜めの動き”
と言う事になります。
・アイアンの動き
ドライバーに比べて短いアイアンは、
そもそもが縦のスイング軌道になりますよね。
だから比較的真っ直ぐ動かすだけで良いので、
スイング軌道がイメージしやすいかと思います。
縦に上げて縦に降ろすイメージですね。
ほぼ直線のイメージでスイング出来る分、
動きもシンプルなので違和感は無いはずです。
これがドライバーとなると全く変化します。
・ドライバーの動き
ドライバーはクラブも長く、前傾姿勢も起きますから、
横の軌道が強くなるのは先ほどの通りです。
では、その状態で単に横の動きをしたらどうなるか?
腕は上がらず肩より低い位置に、
手元が来ると思います。
こんな感じですね。
これでは打てる気がしませんね(苦笑)
この違いこそが違和感の正体です。
ドライバーはアイアンと違い、
そのまま直線的に動くだけでは、
ドライバーの動きにはならない。
と言う訳です。
つまり、アイアンもドライバーも、
”斜めの動き”である事には違いは無いけど、
アイアンは縦の動きが強いから直線的に動けば良くて、
ドライバーは横の動きが強い分、直線的に動いてしまうと、
斜めの動作が弱くなり、スイングに違いが生じる。
と言う事ですね。
何となく言ってる事は分かります?
簡単に言うと、横の動きが強いドライバーは、
あえて縦の動きを入れないと斜めの動きにならない。
訳です。
では斜めの動き(スイング動作)にする為に、
ドライバーで入れる動作とは何か?
これはアイアンでも同じ動作です。
ですが、アイアンはそもそも縦の動きが強い為、
本人が意識してもしなくてもある程度は、
その動作を自然と入れています。
その動作とは、
”縦のコッキング”
ですね^^
コッキングと言うと、
”手首の動き”
と言う単純な話しではなくて、
左手親指方向への動きを言います。
ですが、手首と言うのは、
実は縦の可動域は横に比べて遥かに狭いです。
明らかに親指方向の動きは少ないですよね。
アイアンでは縦の動きが強く出るので、
そのまま直線的にバックスイングすれば、
個人差はありますがこの動作が入ります。
まぁこれはイメージしやすいですよね^^
けどドライバーとなると、横の動きが強いので、
普通にバックスイングしてもこの動きが入りません。
これは先ほどの”横に直線的に動かした”動画の通りです。
なので、ドライバーに関しては、
今まで縦の動きを意識せずにコックを入れていないと、
どうにもアイアンとの違和感を感じてしまうのですね。
コックを入れる。
つまりコッキングする事自体は、
アイアンもドライバーも同じです。
これが、
”アイアンもドライバーもスイングは同じ”
と言われる理由になります。
ただ、ドライバーは横振りになるので、
その分、縦の動きを意図的に入れないと、
アイアンと同じ”斜めの動作”にならない。
だから、スイングは同じと言われても、
どうにもスッキリしないで違和感が残る。
”バックスイングをどこの上げるか分からない”
となってしまう訳です。
では実際に縦の動きを、
ドライバーのアドレスで再現しますね^^
どうでしょうか?
縦(親指方向へのコッキング)の動きを、
意図的に入れただけです。
アイアンはもっと前傾が深くなるので、
この動作が自然と入ると言う訳です。
コックを入れるタイミングは?
ではコックを入れるタイミングはどこか?
と言う事になるかと思います。
私はテークバックで腰の高さ、
ハーフウェイバックと言われる位置までは、
ノーコック、肘も真っ直ぐで体と腕を同調させています。
そして、腰の高さから上のバックスイングで、
その反転するタイミングでコッキングしています。
これは全てのクラブで共通しています。
ただ、アイアンなどの短いクラブでは、
あまり意図的過ぎないように自然な感じです。
短いクラブで意図的にコックを入れると、
予期せぬ動きが加わるのを防ぐ為です。
元々縦の動きでコックが入りやすいので、
それ以上に入れる動作はしていません。
これがドライバーとなると、
最初は意識的に入れないと、
”斜めのスイング動作”になりませんので、
ドライバーはあえて意識的に入れます。
私のスイングリズムは4拍子を基準に作りましたが、
1で始動のきっかけを作り、2でテークバック、
3で縦のコッキングを入れ、4で切り返す。
このリズムで最初はイメージを掴みました^^
最初はゆっくりゆっくり確認しながら、
自宅でこの動作を覚えこませて、
練習場ではリズムを意識して打ち込む。
この方法でドライバーは練習を繰り返しました^^
もしドライバーとアイアンの違いや、
スイングが同じと言われてもしっくりこなかったのなら、
この縦の動きと横の動きの違いと違和感。
そしてスイング動作は斜めだと言う認識を、
ご理解頂ければスイングがシンプルになるはずです^^
では、たま吉でした。
何かあればいつでもお気軽にお声掛け下さい^^
無料メール講座:15のエラー動作チェックツール
コンペ予定の木曜日は当初曇りでしたが、二三日前からの天気予報では、午前曇り午後雨とのこと、若干気にはなりますが、それでも楽しんで来ようと思います。
余談ですが、雨が降ったら軍手を用意しているので、大丈夫です。一般に、雨の日はグリップが滑りやすくなるので嫌ですが、木綿の軍手を両手にすると土砂降りでも全く滑りません。みっともないですが効果抜群です。是非お試しください。
練習場で、バケツでびしょびしょにした軍手をはめて万振りして試してください。
明日(火)、明後日(水)は別件があり練習場にいけないので、本日(月)最後の練習場に行ってきました。
このところ学んだポイントを色々試して見ました。
体と腕との同調、金谷プロの肩甲骨を広げた(伸ばした)アドレスや打ち出し方向の錯覚修正のための目標のやや右側への打ち出し等々。。。
その中で気づいたのですが、3番を含むロングアイアンやユーティリティ、フェアウエーウッド等では、金谷プロの肩甲骨広げ(伸ばし)を採用してもショートアイアンでは無いのですが、ダフることがあります。
色々試しましたが、本日のテーマでありませんが、縦振りに近いショートアイアンに対して、横振り成分が増えるロングアイアンを含む長いクラブではダフり易くなると判断しました。
そこで、別の引き出しからヒントを取り出してきて試して見ました。どうもこれのようです。
それは、山本誠二プロの「人は手の延長線上にボールがあると思う」という理屈と対策です。
http://bit.ly/1SfZvdI
本日の現象は、ゴルフクラブはクラブ全体の重心がシャフトの延長上にないことが関係しております。
山本誠二プロの言うホーゼルでボールの手前を空振りする意識でスイングした時のホーゼルの位置(A)に対して、同じクラブでクラブヘッドを「ボールに当てる」(体と腕との同調スイングができている場合には、「ボールに通す」「ボールを通過する」)意識を持ってスイングした時のホーゼルの位置(B)とを較べたとき、ショートアイアンではほとんど相違がありませんが、ロングアイアンになるに従って、Bの方がAより地面に近くなります。要するにダフり易くなります。
貴兄が本日のスイング動画で使っている練習用クラブでは、シャフトの延長上に重みがあるので問題は生じませんが、実際のクラブではシャフトの延長上にクラブ全体の重心がないので「手の延長線上にボールがあると思う」本能で「手の延長線上に重心がない」クラブを振ると、横振り成分の多いクラブで顕著なズレが生じるのだと思います。
クラブ全体の重心がどこにあるか一度調べたことがあります。実際にはヘッドのどこかではなく、また、シャフト上のどこかでもなく、クラブのシャフトを人差し指で支えたときバランスがとれるシャフトの位置から3センチ位垂直上方に離れた点にあります。
この点を明確にするためにティーを3cm位に切ってさかさまにして両面テープでシャフトに貼りつけ、赤マジックのようなもので印をつけます。その後、この点にすべてのクラブの重さがあるものとして意識してスイングすれば、非常にスムーズにスイングができ、かつ、ヘッドとボールの位置に狂いは生じません。しかし、本能的に、「人は手の延長上にボールがあると思う」ので、実際のクラブの重心との差でクラブがダフり方向に下がり、その程度が横振り成分の多いクラブほど顕著に表れるのだと納得しました。
残り時間少ないですが、当面、山本誠二さんの対処法を意識して、コンペに臨もうと思います。
たま吉2世さん
とうとうコンペの日が間近に迫ってきましたね!
天気は心配ですが、軍手とはまた凄い発想ですね^^
確かに普通なら滑る材質ではありますが、
濡れたら摩擦係数が増えますものね・・・
一理ありますね!!
そう言えばBS放送でやっている
”トキメキ女子プロ流”
と言う番組でもやっていました^^
まぁこれは雨の日の話しではなく、
グリッププレッシャーを保つ練習方法でしたが、
万が一を考えてさすがに止めました(汗)
グリッププレッシャーにも色々あって、
しっかり握るとかゆるゆるで握る等ありますからね。
さて、動画拝見しました^^
そう言えば以前に一度見た事があります。
『なるほどな~』と感心した記憶がありますね^^
野球のように真っ直ぐのライン上で捉えるのと、
クラブの延長戦上ではなく”ズレた”フェースで打つゴルフは、
その難しさがここにもありますからね。
クラブの延長戦ではなく打点がそのラインからズレた所にある。
これだけでも相当難しい訳ですよね^^;
この話しで思い出しましたが、
素振りも同じ事なんですよね。
素振りと実際のショットで全然スイングが違うのは、
素振りでも鮮明にボールをイメージして、
そこにまるでボールがあるかのように素振りをする練習をしないと、
全く効果がありませね(苦笑)
スイング動作のチェックでの素振りであっても、
スイング作りの素振りであっても必ずボールをイメージして、
素振りをするだけでも効果が段違いですからね。
そう言えば、この動画練習を応用した練習を取り組んだ事があります^^
練習場のレンジでの方法になるのですが、
まず1度目はわざと内側を空振りして、
続けざまにボールを打つと言う方法です。
今回の動画と通じる部分があると思いましたが、
難点があるので、あんまりオススメしませんが・・・
間違って打ち側を空振りしようとして、
トゥに当たると周囲に危険がありましたので(苦笑)
それよりもティアップしたボールを、
ティは全く打たずにボールだけをコンタクトする練習の方が、
効果はあったような気がしています^^;
まぁいずれにしても色んな練習がある中で、
大切なのは、”何のための練習なのか?”
これを明確に目的意識を持つ事が重要ですね^^
今回それを再確認させて頂きました。
たま吉
<直前のコメントは操作ミスですので削除願います>
山本誠二さんの対処法がどうしても気になって本日(火曜日)無理に時間を作って練習場に行って参りました。
物理的に考えると、長いクラブほどヘッドが下がり(≒ダフり気味になり)易いのかも知れませんが、山本誠二プロの「人は手の延長線上にボールがあると思う」で対応できる以前の私の問題がスイングの中に見つかりました。
<気づきその1>
1つ目は、貴兄も力説されておられたバックスイングでの「右膝の不動化」です。
クラブの始動は、自分として右膝を少し目標方向に動かす。それによって始動のスムーズ化とバックスイングでの右膝不動の意識化を貴兄へのコメント欄で宣言したなあと思い出して意識してやってみました。
飛びが変わりました。
逆に言いますと、これまで右膝が右に流れていたことが証明されたようです。
右膝をブロックすると、長いクラブのダフリが減ります。
なぜだろう。
答えはすぐに出ました。
右膝が流れるとダウンスイングで右肩が下がる。右膝をブロックすると右肩は下がらない。
下がった分だけ、ヘッドが下がる。
ヘッドが下がるとダフる。
右膝が流れれば、アドレスで金谷プロの肩甲骨の開きをいくら守っても台無しです。
また、山本誠二プロの「人は手の延長線上にボールがあると思う」おまじないも不要のようです。
「バックスイングで右膝を動かしてはいけない。」
またしても、たま吉さんに救われました。
<気づきその2>
遠くへ飛ばそうという思いが強いのか、私の悪い癖で気をつけないとグリップのギリギリを握っております。
ショートアイアンでクラブを短く握って、「ポーン」「ポーン」とアプローチの練習をしていると大変気持ちよく球が飛びます。
ミドル、ロングアイアンでもクラブを短く握って同じようなことをすると気持ちよい。
あれ!?
もしやと思って、クラブをギリギリ長く持ってみました。
やっぱり。
ヘッドが下がります。
クラブを余らして握ると、左手小指寄りの掌(てのひら)の肉球のためにクラブヘッドが下がりにくい。
一方、グリップ端を掌の中に入れる程ギリギリまで握ると、ヘッドの重みで簡単にクラブはお辞儀をする。
シャフトが長ければ長いほどお辞儀は簡単にできる。
原因はこれですね。
よし、これからは無理に飛ばそうせず、クラブを短く持ってコンパクトに飛ばそう!
高校野球のバッティングコーチのようです。
<気づきその3>
長いクラブのダフり易さではないですが、たま吉さんの記事(表現は確認しておりませんのでかなり違うと思います)にあった「ドライバーはアイアンと違って球の位置が違うので、同じように握ると右肩が前にでる。そこで、右手を思い切って下から握ると自ずと右肩が下がり体が右に傾くが、右肩が前に出ることはない」を思い出して実行してみました。
なんと、飛び出す球が高い。
これまでにない弾道です。
練習場は140ヤード位しかないので、良いのか悪いのかはわかりませんが、今までの私の弾道は風には強いのでしょうが、たま吉流の構えからの弾道は飛距離が出るかもしれない予感です。
もし、木曜日にドラコン賞が取れたら、再度ですが、燕市に足を向けて眠れないです。
ドラコン是非取って下さい!!
足を向けても全然構いませんので(笑)
バックスイングで右膝さえ維持出来れば、
スイング軸も動きませんし、同時に捻転も作られて、
どんどんパワーが溜まりますからね^^
飛距離の源泉がどこにあるかと言われれば、
間違い無く右膝にあると思っています。
右膝が伸びればスイング軸も左(飛球線方向)に倒れますし、
足の内側ではなく外側に荷重がかかる事で、
腰や肩がどこまでも回ってしまいますからね。
・グリップを気持ち短く持つ
これは私もそうですね。
ギリギリまで長く持つ⇒飛ばそうとしている
気持ち短く持つ⇒狙った距離と方向に運ぶ
要は飛ばそうと言う意識をどれだけ捨てるかですが、
長く持った時点で飛ばす気マンマンですからね^^;
短く持った時点で飛ばす気がそもそも無いので、
楽に自然にスイング出来ると言う感じです^^
基本的に全てのクラブでフルスイングするショットでも、
指1本分だけ余分にグリップしています。
それでも全く飛距離は変わりませんが、
意識で飛ばそうと言う気は上手く消せますね。
・ドライバー打ちだし角度
これはアドレスの軸の傾き角度で調整可能です^^
その分ボール位置の調整が必要にはなりますが、
仮に角度を起こして手元がほぼセンターなら、
ボールは少し内側に置けばそれほど高く上がりません。
もしくはアドレスはそのままにして、
ティーアップの高さを低くすると言う方法もありですね^^
ただティーの高さ調整はインパクトゾーンが、
ある程度長くないと難しいので、
風邪が強い時は若干ティーを低くして、
その上で背骨の角度を少しだけ起こして、
手元をセンターにして低く打ちだすようにしています^^
たま吉2世さんならご自身で色々お試し頂ければ、
すぐに何か気付かれると思いますので、
まぁ参考までに^^
たま吉
山本誠二プロに半分恩返し
本日の練習場での試打で長いクラブがダフリ気味になる理由が何となく納得できた半面、お世話になった山本誠二プロの知見を無視したようで夕食後も何か恩返しできないか考えておりました。
山本プロの理論とは若干違いますが、前のコメントで私は、クラブの重心を意識して振るとクラブが乱れない、但し、その重心はクラブ上の特定の位置ではなく、空間に存在する趣旨のことを書きました。
本日改めましてクラブの重心位置(三次元空間にある)と、それをクラブ上に疑似的に反映する方法を見つけ、かつ、大変効果があるようなので、披露します。
今回披露する内容は、クラブ上のどこを意識してスイングすると、アドレスでのクラブの位置と、スイング中の実際の軌道が一致するかです。
結論として、山本プロのホーゼル位置とは違っていました。
<重心測定その1>
クラブを水平にして人差し指で支え、左右バランスする位置を捜します。以下、手許にあるWilson Fatshaft Cr-Moのアイアンの場合です。以下に示す長さは、クラブヘッドのソール端からです。
3番 20.7cm
6番 18.4cm
9番 16.1cm
<重心測定その2>
重心測定その1で計測した位置にヘッドのリーディングエッジに重なる平面上にティーを両面テープを利用して立てたのち、クラブのグリップ端を上にしてクラブを垂直に垂(た)らし、垂直線の代表として柱を利用して重心のクラブシャフトからの離れた距離を求めます。
3番 2.6cm
6番 2.3cm
9番 2.0cm
以上のように各クラブの重心位置が空間上に求まりました。
しかし、これでは実際に利用するには困ります。
<クラブ上の疑似的重心位置>
空間上の重心位置が分るようにティーを立てたクラブを実際にアドレスします。
そのとき、空間上の重心位置と視線とをシャフト方向に延長し、交点に印を付けます。
以下に示す長さは、クラブヘッドのソール端からです。
3番 15.0cm
6番 13.6cm
9番 11.7cm
こうして求めたシャフト上の点に白いマジックインキでしっかり印を付けました。
出来上がった3本のアイアンを普通にアドレスして、この白い点を意識してスイングすると仮想の重心だけあって、シャフトの上下の乱れは皆無です。
この点を山本プロのホーゼル位置と比べるとヘッドより更に手前になります。
次に、従来のようにヘッドを意識してスイングすると、手許が持ち上がって、ヘッドがうつ向きます。
私を含む多くのゴルファーは、シャフト上に重心のない特殊形状のゴルフクラブで球を当てるという物理的に大変難しい道具を使って四苦八苦していることが分ります。
山本プロの知見も立派だとは思いますが、多分、私が本日見つけた点はスイングのために大変重要な位置であると確信しました。
今後、実際に試合に使うクラブでこの点を明示的に付けると「スイングに影響を与え」そうなので、ルール違反になるか、つい考えてしまいます。
仮想重心位置の正当性へのコメント追加
> 次に、従来のようにヘッドを意識してスイングすると、手許が持ち上がって、ヘッドがうつ向きます。
更に、仮想重心位置より更に手許(てもと)側を意識してスイングすると手許が下がって、ヘッドが持ち上がります。
本当に仮想重心位置意識がアドレス時とスイング時の手許位置の不変性を約束するようです。
ほとんどのプロの後方からのスイングを見ますと、アドレス時とスイング時とで手の位置が異なっており、スイング時に手が持ち上がっております。
ごくまれに、同じ位置のプロのスイングがあると、解説者がそのことを褒め称えております。
私の解釈ですが、今回の実験で得た情報からは、ほとんどのプロがスイング時に球の位置とヘッドとを意識しており、ごくまれに、強烈な筋力で同じ軌道になるように頑張っているプロがいるのだと思います。
今日の実験から、プロでなくても、本当は誰だって、仮想重心の位置を意識してスイングすれば、アドレスと同じ軌道でヘッドと手を戻すことが可能なのかもしれません。
極端には、スイング時に手許を更に下げてヘッドを浮かす必要があるなら、仮想重心位置より更に手前に意識を集中してスイングをすればできるのではないでしょうか。
本日披露する知見はまだ実際の練習場で試しておりませんので確証はありませんが、試打が楽しみです。
そうですね。
インパクトはアドレスの再現と言われますが、
手元が浮きやすい原因でもあるかも知れませんね。
基本的なスイングをしっかりと出来ていれば、
手元が浮いたりクラブが寝る事もありませんが、
今回ご提案頂いた”クラブ毎の重心位置”
これを意識してクラブが振れれば解決するかも知れませんね。
ボールとクラブヘッドを中心に”当てよう”と考えがちですが、
一旦全てをクリアにしてクラブ重心点(シャフト上)に意識すれば、
ミート率が格段に良くなるような気がします。
なんか、私もこの話しを聞いてから、
頭の中で自分のスイングイメージが、
凄くスムーズに思い描けましたから^^
結局アドレスでクラブをソールして、
トゥを少しだけ浮かせるのは、
インパクトではトゥが若干下がり、
その作用でスクウェアになると言う事ですから、
肩甲骨を開くアドレスから重心意識でのスイングは、
大変理に適っているように思います。
追記
シャフトにマーカーを付けても、
公式ルールの違反にはなりません。
違反になる場合はクラブ性能が変わったり、
明らかな場合に限るはずです。
詳しくは調べてはおりませんが、
問題ないかと^^
たま吉